調べたら旧暦のひと月は大の月が30日、小の月が29日だそうです。恥ずかしながら知りませんでした。
大晦日の昼間、友人から連絡有り。「解放碑(重慶で一番賑やかな地区)で食事して、カウントダウンを見よう!」と。
解放碑に集合するも、どうも想像していたような大勢の人は見かけず。まだ時間が早いからだろうと、四川料理店で男三人で「新年快楽!」で乾杯しつつ夕食。食事後、もう人が集まっただろと解放碑まで戻ってみたところ、普通の休日より閑散しており、何だか大晦日じゃないみたいです。
川沿いなら爆竹などやっているだろうと、洪崖洞(ホンヤードン)まで歩いていくことに。ところがホンヤードンも閑散としています。
普段は写真スポットとして大勢の人がいる彫像の周りもこんな有様。
飲食店階に下りてみると、まるで撮影の合間のロケ地のような印象です。
お爺さんの彫像も語りかける相手もいず、何とも虚ろ。
たまに嘉陵江の対岸で花火が単発的に上がるのが、唯一の春節光景。
解放碑に戻ってみると、やっぱり人がまばらで、電飾が妙に輝いていました。
多分、PM2.5問題と昨年末の上海将棋倒し事件で規制が強化されたのだろうと、それぞれ家路に向いました。
深夜23:00頃から自宅付近の広場でようやく花火、爆竹が始まったようで、ドンパチドンパチ、シャリシャリリ〜の懐かしい音です。0時ジャストが最高潮で、耳をつんざくような轟音が空間に充満します。
マンションの周りに高いビルが建ってきたため、残念ながら花火はあまり見えません。それでも深夜の霧が花火色に染まり、あたりを濛々と煙が覆います。
いつもの春節なら朝方まで花火・爆竹が聞こえますが、1時を回る頃には徐々にその音も聞こえなくなりました。やはり厳しく規制されているようです。ただお陰でさっさと寝付くことができました。
翌日、昼食を食べようと外に出ました。さすがに小さな飲食店は全て閉まっています。歩行街では、恒例の春節写真展です。
私も応募したいと思ったのですが、どうやら「写真家協会」に加入する必要があるようです。素人さんからプロ級まで数多くの写真が展示されており、しばし鑑賞でした。
直ぐ近くのテント売り場に沢山の人だかり。何だろうと覗くと、その場で当たりが分かる宝くじのようです。正月の縁起の良い日に、夢を求めて沢山のお年寄りが宝くじを買い、その場でコインで削っていました。
さて食事場所を探そうと歩いていると、何とも読みやすい看板が目に飛び込んできました。あれれ、カタカナだ! 道理で目にスッと入ってきたはずです。今日のオープンのようです。中に入ってみると、全て日本語の文字の記載された100円ショップにあるような小物の商品でした。近くにこんな店ができて、有り難いです。
西城天街のビルの中では沢山の飲食店が営業していました。鉄板焼きの店で一人セット49元(千円)を頼み、目の前で焼いてくれる料理を食べましたが、あまりに多く途中から食べられず。残りは全て「打包(持ち帰りように包んでくれる)」してもらいました。
こちらの人は沢山頼んで残すと言われますが、一般庶民はレストランで残ると打包してもらって持ち帰るのが一般的です。火鍋をスープ毎持ち帰る強者もいます。店によっては、買い物袋のようなビニール袋に汁ものを入れてくれるところがありますが、さすがにそういう場合は食べる気にならず棄ててしまいます。今回の店はタッパーのような容器に入れて、持ち帰り用を綺麗に作ってくれました。